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30代の婚活 独身女性たちの叫び 別館

30代の婚活や30代女性にまつわる色々な話。

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やっと会えた・・・でも、でもね その2

今日は、昨日の続きです。

やっと会えたっ! でも・・・でもね、 その1はこちら





息を整えて、顔をあげて、彼に言いました。



「ごめんなさい。もう大丈夫です。突然、ごめんなさい」



心配そうな顔の彼。でも、ちょっと安心したみたいな顔。



「こちらこそ、すいません。変な期待、持たせちゃったみたいで」



「いえ、私の方が、勝手に思い込んじゃってただけなので」



少し、息を整えて、お水を飲もうとすると、
お水がもうありません。


伸ばした手を引っ込めようとすると、
彼がボーイさんに、お水を頼んでくれました。


こういう小さいことも、
今日は、覚えておこうと私は思いました。


「もし、迷惑じゃなかったらなんですけど、好きな方のお話とか聞いてもいいですか。恋愛のお勉強のために」


私は、図々しく聞いてみました。
彼は、穏やかな顔で、


「つまんない話ですよ。それでも、よければ」


と言ってくれました。


水を飲むときに、
腕の裾のところから、
ちらっと筋肉と血管が見えて、
カラダ鍛えてそうな感じだなぁと思いました。


私、こんなときに、何、観察してんだろ。




彼は、大体のことを、
かいつまんで話しくれました。


実は好きな人というのは、
元彼女のことだということ。

元彼女にフラれたんだけど、
忘れられないということ。

しかも、元彼女とは8年も付き合っていたということ。



自分から聞いたくせに、
彼が真剣な表情と照れ隠しの表情を混ぜながら話すので、
すっごく悲しい気分になりました。


私、今、ヤな女になってるなぁ。


何で、こんなことで嫉妬しちゃうんだろ。


私らしくないな。


でも、やっぱり、悔しいな。


そんな言葉が、次々と頭に浮かびました。


「どうして、元カノさんは離れて行ったんでしょうね。こんなに、魅力的なのに」


と私は言いました。

もう、さっきから、少し吹っ切れてしまって、
何だって言える気分になっています。


「彼女は、ずっとやりたいことがあったんです。それが何かは詳しくは言えませんけど。でも、とてもそれを大事にしていて・・・しょうがなかったんです。ふたりで話し合って決めたことなのに、忘れられない僕の方が悪いんです」


とても誠実そうに彼はしゃべる。

そんな話を聞いて、私、また嫉妬しました。


こんなに素敵な彼氏を置き去りにして、
元カノさんって、何をやりたかったんだろう。

もちろん、私なんかとは考え方の違う人なんだろうけど、
こんな素敵な彼氏との生活を捨ててまで、
何かをしたいって思えるって、
どんな気持ちなんだろう。


私には、当分、分かりそうにない。



でも、彼はそんな彼女のことを、
今でも好きなんだ。忘れられないんだ。


彼から記憶をうばってから、
消えてくれればよかったのに。


ホント、私、イヤなことが次々と思いついちゃう。


情けない。





その後、元カノさんのことは話し終えたみたいな空気になって、
私は私で、もう何をしゃべっていいのか分からなくなって、
お店を出ることにしました。



駅に向かう長いエスカレーターを、
彼の1段後ろにのって、
ちょっと近い感じ。


もうすぐ終わっちゃうな。この恋も。


エスカレーター終わったら、
もう、すぐ駅の改札だもん。


きっと、もう会うこともないな。

そんな気がする。


あぁ、もうちょっと、
彼の顔、正面から見ておけばよかったな。


彼だって、元カノさんの話ばっかりしてなくて、
私のことも、少しくらい褒めてくれたって、
よかったのに。


ヨガだって、腹筋だって、慣れないスクワットとかだって、
一生懸命やったのに。


洋服とか髪型とかだって、
私にしては、結構、がんばったほうで、
そういうの、ほんのちょっとだけでも、
褒めてくれれば、
もう、私、そういう小さい思い出だけで、
ちょっとの間、頑張れたのに。





改札の5歩手前くらいで、
気が付いたら彼の手を握っている私。


驚く彼が私の方を振り返って、
私の目を見た瞬間、
また、涙が出た。


「少しだけ、私にもチャンスもらえませんか」


周りの人が見てるけど、もう、そんなの、どうでもいい。

私、人前で泣いちゃってるけど、もう、どうでもいいんだ。そんなことは。



「私にだって、元カノさんのこと、忘れさせれるかも・・・」



最後の方は、もう言葉になってなくて、
下を向くと涙が落ちそうで、中途半端な45度くらい下を向いたまま、
私、だまっちゃいました。


自信がなくて、
ぎゅっとにぎっていたはずの彼の手も、
ゆっくり力が抜けて、するすると抜け落ちていってしまいそう。



黙ってないで、何か言ってよ。と私は思いました。



勇気を出して、顔をあげて彼の表情を見ると、
明らかに困った顔をしていて、
でも、じっと私の目を見てくれていました。


私は耐えきれなくなって、


「友達としてでもいいんです」


と言いました。

もう、これで最後だ。これでダメだったら、あきらめようと思いました。



今度は時間をおかずに、


「分かりました。じゃあ、お友達として」


と彼は言ってくれました。


私は、何だか力が抜けてしまって、
変な「ううぅ」という声が出て、
また、涙がこぼれてきました。


これじゃあ、変な妖怪みたいだよと思いながらも、
涙を止めることができませんでした。


彼は、何も言わず、
待っていてくれました。




その後、僕が見送りますという彼を先に見送って、
私は、歩いて家に帰りました。

3駅分くらいあるけど、
電車には乗りたくない気分でした。

本当は、早く鏡を見て、
くずれた顔をなおさなきゃと思ったけど、
もう、いいや、と思って、
風邪をひいてるふりをして、
ハンカチを顔に当てながら帰りました。


家について、鏡を見ると、
最後の大会で負けた時の、
女子テニス部みたいな顔をしてました。

先にこれを見たら、
私、帰ってこれなかったなと、恐ろしさを感じました。


お風呂にお湯をためて、
彼とのことを思い出すと、
何だか、全部うそのようでした。


でも、彼に好きな人がいたのは確かで、
しかも、その女性は8年も付き合ってた彼女というのも確かで、
彼の前で泣いてしまったことも、
無理やり、連絡を取る許可をもらったことも確かでした。



顔をお風呂にうずめて、


「人前で、あんな風に迫ったら、もう、ほとんど脅迫だよ」


と私は、自分自身を客観視しました。

そして、こんな自分もいるんだな、
私って、こんなことできちゃう人だったんだな、
と、改めて少し驚きました。





今後の彼との可能性。


未来。


そこには、ほんのかすかしか可能性が残されていないけど、
何とか、私の体のすべての光を持ち寄って、
小さな道を照らしたい。


そして、その道を、できれば、
彼と歩いていきたい。



彼が好き。大好き。







(おまけ)

考えれば考えるほど、
8年って長いなぁと思います。

きっと、彼の頭の中には、
今後もずっと、元カノさんの影が残るんだろうなぁ。


あ~ん。

もう、1%くらいしか可能性ないような気がする。

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