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30代の婚活 独身女性たちの叫び 別館

30代の婚活や30代女性にまつわる色々な話。

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水族館デート その4

今日は、昨日の続きです。
 
 
 
 
 
 
あんなに楽しみにしてた水族館に入っても、
イマイチ集中できていない私。
 
 
それもSさんが急にデートのお誘いとかしてくれるから。
 
 
そのことばっかりが、
頭の中をくるくる回ってる。
 
 
 
 
もしかしたら、Sさん、ほんとに私に好意を持ってくれてる?
 
 
しかも、ただの友達としてじゃなくて、いわゆる「女」として・・・
 
 
 
 
そんなことを考え始めると、
すいすい泳いでいるお魚さんたちも、
ただの風景にしか見えなくなってくる(ごめん。お魚さん)。
 
 
 
だって、
 
 
だって、
 
 
私、Sさんと付き合いたいってことばっかり考えてたんだもんっ!
 
 
 
そりゃあ、突然のことで、びっくりしちゃうよっ!
 
 
 
「やっぱり、水族館って楽しいですね」
 
 
とか、
Sさんが話しかけてくれるんだけど、
 
 
 
「あっ、そうですね。楽しいですね」
 
 
とか、
ちょっと心が上の空。
 
 
 
こうやって、
さりげなく話しかけてくれる、
このイケメン男性は、
本当は、私のことをどう思ってるんだろう。
 
 
水槽の光で、
うっすらブルーに光ってるSさんの横顔を見ながら、
考えます。
 
結局、ちっともお魚さんを見ていません。
 
 
 
頭の中で、
もう一人のミニ私がこう言います。
 
 
「ねぇ、もう付き合っちゃえるんじゃない?」
 
 
でも、もう一人の冷静な私がこう言います。
 
 
「おいおい、この前まで、どんな状況だった? 会うのやめましょうとか言われたんだぜっ」
 
 
 
 
そうだよね。
 
 
この前まで、全然、女として見てもらえなかった私が、
突然、女性として好意を持たれるわけないよね。
 
 
でもね、この前とは、
状況もちょっと変わってるとは思うんだ。
 
 
だって、
メールだって何往復もしたし、
電話だって一回したし、
それに、さっきのサンドイッチ作戦もあるし(どうやら、大成功したと思いたいらしい)。
 
 
 
 
もし、もしだよ、
もしもSさんの気持ちがすでに変わってて、
私のことを女性として好きになってて、
ホワイトデーのお食事に誘ってくれてるんだとしたら・・・
 
 
 
次会った時、私、告白とかされるのかな?
 
 
 
 
 
ばかも~~~~~~~~~ん。
 
 
 
 
ないよ、ないない。
 
そんな都合のいい話。
 
 
私とSさんが、
もし、万が一、億が一付き合えることになったとしても、
私の猛アタックに、
しぶしぶOKしてもらえるって感じだよ。
 
 
Sさんの方からとかないよ。
 
30過ぎのおとぼけさんの私なんかに。
 
 
 
 
でも、絶対ないって言いきれるかしらん・・・
 
 
 
 
そ、それは、正直分からぬぞ。
 
 
私だって、
このデートのために、
小顔作戦とか、
くびれ度アップ作戦とかやったし、
見た目的には、
たぶん、前より1%くらいは可愛くなってるし(でも、1%だぞっ)、
可能性がゼロではないよ。
 
 
 
 
ん?
 
 
 
その時、別の考えが浮かびます。
 
 
 
もしかするとあれかな、
今、Sさんって、
すごくお仕事が忙しそうだから、
ちょっと誰かに甘えたい気分なのかな。
 
 
メールでも忙しそうだったし、
今日、会った時も忙しそうな気配見せてたし、
今、心が弱ってるのかな。
 
 
誰かにそばにいて欲しいっていうか、
甘えたいっていうか・・・
 
 
つまり、比較的、今、
女性だったら誰でもいいって感じなのかな・・・
 
 
 
 
い、いや、
仮にそうだとしてもだよ、
それが私になる可能性は低いよ。うん。
 
 
もし、そんな感じで付き合えたとしても、
もう、私としては、
Sさんを癒したい気持ちでいっぱいだし、
たくさん美味しいもの作ってあげたいよ。
 
 
疲れたって言えば、
マッサージもおぼえますよ。
通販の教材とか買って。
 
 
 
 
 
 
・・・って、私、水族館までやってきて、何考えてんだろ。
 
 
 
 
 
はぁ。もう、また、妄想特急。
 
 
普段の考えすぎの10倍は考えすぎだよ。
 
 
後は家に帰ってから考えることにして、
今は、水族館を楽しもう。
 
 
 
 
 
ちょっと落ち着いた気持ちで、
クラゲとかを見ます。
 
 
ふわふわ浮かんでるクラゲを見てたら、
水槽の向こう側から、
Sさんがのぞいてて、
 
 
「ここでチューを要求する顔とかしたらどうなるかな」
 
 
とか、
これまでの流れをぶち壊しかねないこととか思いついて、
自分自身の能天気さに唖然とします。
 
 
 
 
それから、また、
 
 
「今日、ほんとサンドイッチとからあげ作ってきて良かったぁ」
 
 
とか考えちゃって、
またまたお魚さんに集中できなくなってしまいます。
 
 
 
 
どうやら、
もう、目の前のことより、
先の先のその先のことまで考えちゃって、
その思考の連鎖が止まらないようです。
 
 
長いこと「結婚」っていう先のことばっかり考えていたので、
頭の中が普通じゃなくなってる気がします。
 
 
 
「もちましょうか。バック」
 
 
 
知らないうちに近くにきていたSさんが、
私のバックを持ってくれようとします。
 
 
その時、
ちょっとSさんと手が当たります。
 
 
「あっ」
 
 
と私は声に出してしまって、
そのついでに、
Sさんの左手をぎゅっとにぎってしまいます。
 
 
 
「ごめんなさい」
 
 
 
と私は謝って視線をあげます。
 
 
Sさんは、私の方を見ています。
 
 
その目は、
この前の時みたいに、
困ってはいません。
 
 
ただ、恥ずかしそうにしています。
 
 
 
 
「あのー、手、とかつないでいいですか」
 
 
 
そう言ったのは私の方でした。
 
 
 
 
 
 
 
その5へつづく

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