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水族館デート その5

今日も、昨日の続きです。
 
 
 
 
 
 
 
 
「あのー、手、とかつないでいいですか」
 
 
 
勢いで、そんなことを口にしてしまった。
 
 
一度言っちゃうと、
もう、なかったことにはできない。
 
 
 
私は、
ちょっと後悔しながら、
 
「私、何言ってんだろ」
 
と、
 
「でも、たぶん、今日チャンスだよ」
 
 
と、二つの意見の間で反復横とびしてる。
 
 
 
 
いつの間にか、
私は緊張して、
視線をSさんの目から胸のところにおとしていて、
次の言葉を待っている。
 
 
こんなこと、
前にもあったなぁと思いだす。
 
 
 
 
 
顔を上げると・・・
 
 
 
 
Sさんの顔が真っ赤。
 
 
 
 
うわぁ。すっごく赤い。
 
私、絶対困らせてる。
 
 
 
 
「あ、あの、ほんのちょっとだけって意味です」
 
 
 
 
やっとの思いで、
私の口から出てきた言葉はそんな言葉。
 
 
自分でも、
全く意味が分からない。
 
 
「ほんのちょっとだけ」って、
食いしん坊な子供がお菓子を欲しい時に言いそうな感じ。
 
 
あぁ、良くない。
良くない流れだ。
 
 
 
そう思っていたら・・・
 
 
 
 
 
 
「もし、迷惑じゃなかったら、僕もそうしたいです」
 
 
 
 
 
頭の先から足の先まで、一瞬で稲妻が走る。
 
 
 
 
 
ん?
 
 
 
 
んん?
 
 
 
 
 
んんん?
 
 
 
 
 
 
こ、これは、
いくらなんでも、
私が、いくらおっちょこちょいだっていっても、
間違いなく、
こう思っていいんじゃないだろうか。
 
 
 
私、Sさんから好意を持たれてる
 
 
 
 
落ち着いて。私っ。
 
 
 
 
でも、でも、
やっぱり、
 
 
 
 
これは、かなり喜ばしい展開なんじゃないだろうか
 
 
 
 
 
それ以上、
頭で考えられなくなって、
Sさんの左側に、
たたっと近づいて、
きゅっと左手をにぎった。
 
 
そして、次に、
 
 
ぎゅっ
 
 
と力を入れた。
 
 
 
Sさんは、
恥ずかしそうに、
私の方ではなくて、
前の方を向いてる。
 
 
まだ、顔がすごく赤い。
 
 
 
「行きましょうか」
 
 
 
Sさんがつないでいる手に力を入れて、
私をほんの少しだけ、
ひっぱろうとする。
 
 
 
 
あっ。きたっ。
 
 
 
と、私は感じる。
 
 
 
 
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。すっごい、恋の波やってきたぁぁぁぁぁ。
 
 
 
 
体中が、ぐわんぐわんして、
自分の顔がすっごく真っ赤になってるのが分かる。
 
 
 
私は、
Sさんのほんの少し斜め後ろを歩く形で、
水族館の順路を進んでいく。
 
 
基本的にブルーの通路を、
ふたりで、手をつないで歩いていく。
 
 
胸はどきどき。もう、絶対、止めることはできない状態。
 
 
ゆっくり歩いて、
少し立ち止まって魚を見て、
それを、何度も繰り返すんだけど、
私は、もう、つないでいるその手に意識が集中しちゃって、
何にも話すことができない。
 
 
Sさんを見ると、
まだ顔が赤くって、
何だか、一緒なんだぁと思って、ほっとする。
 
 
 
私、この瞬間を絶対に忘れない。
 
 
 
そう、固く誓う。
 
 
 
諦めずにがんばってきて良かったぁ。
 
 
 
 
 
10分くらい、
ふたりで手をつないで順路を歩いて、
私は、つないだ手をはなした。
 
 
もう、緊張が限界にきてしまって、
これ以上、いっぺんに受け止めきれなくなってしまったのです。
 
 
 
私の方を振り向くSさんの目を見て、
 
 
「今日は、ここまででいいです。ありがとうございます。あの~、もう、緊張しすぎちゃって、ちょっと、限界が来ちゃった感じで」
 
 
というと、
 
 
「僕もすごく緊張しました。すいません。何か、うまくしゃべれなくって」
 
 
とSさんがこたえて、
ふたりで、ちょっと恥ずかしい感じに。
 
 
 
「私、ちょっとトイレにいってきます」
 
 
 
と言って、
小走りにトイレに行って、
鏡の前までいって、
 
 
 
「うわぁ。顔、真っ赤じゃん」
 
 
 
と、ひとりでつぶやいてしまう私。
 
 
メイクなおしすることもできずに、
左手で壁に手をついて、
もたれかかる形で休憩する私。
 
 
 
何年ぶりだろ。男の人と手つないだの。
 
 
そして、こんなに緊張するの、どれくらいぶり?
 
 
あぁ、もう。緊張でクタクタになっちゃったよ。
 
 
 
 
Sさんを待たせるのも悪いので、
ほんのちょっと、髪とかをいじって、
Sさんのもとに帰ります。
 
 
 
それからまた、
順路にそってふたりでお魚さんたちを見て歩きます。
 
 
もう、ふたりは手をつないでないけど、
そのカラダの距離は、
はじめより、ぐっと近くなってます。
 
 
さっき、緊張したせいで、
ふたりとも、うまく話せない感じなんだけど、
それでも、親密さはすごく増してる。
 
 
Sさんの横顔を見て、
それが分かる気がします。
 
 
 
 
 
 
その後、
おなかが空いたので、
色んな小物(メインじゃない系の食べ物)をふたりで食べて、
海のお仲間のショーとかを、
いくつか楽しんで、
すっごく幸せな気持ちで順路が終わりました。
 
 
 
水族館の順路が終わっても、
私の頭の中の順路は、
いっこうに終わってなくて、
むしろ、スタートの位置よりも、
ひもが絡まっているような状態。
 
 
 
「これからどうしましょうか」
 
 
 
みたいな感じになったんだけど、
たぶん、私が、
 
 
 
「もうちょっと一緒にいたい」
 
 
 
的なことを言えば、
お酒を飲むお店とかにも行けそうな雰囲気だったんだけど、
初めてのデートだし、
とにかく、色々ありすぎて、
 
 
 
「今日は、これで帰りませんか」
 
 
 
と、言いました。
 
 
 
 
来た道をSさんと並んで歩いて、
電車に乗って、
お別れの時間が近づきます。
 
 
 
「今日、ほんとに楽しかったです」
 
 
と、あまり緊張せずに、
Sさんの目を見て言って、
 
 
「うれしいこと、たくさんあったし」
 
 
と笑顔で言えました。
 
 
たぶん、自然な笑顔が出せたと思います。
 
 
 
「僕もすごく楽しかったです。また、食事にでも行きましょう」
 
 
 
とSさんが言ってくれて、
私たちは別れました。
 
 
 
ほんとは、
別れる時って悲しいはずなのに、
全然悲しくなくって、
それは、たぶん、
 
 
次、絶対会える
 
 
っていう確信を持ってるからで、
そして、何より、
 
 
Sさんが私に好意を持ってくれた
 
 
っていうことが、
何となく、悲しさを麻痺させていたんだと思う。
 
 
 
 
 
 
そして・・・
 
 
 
 
家に帰って、
お風呂に入って、
ぶくぶくぶくと湯船に顔をうずめて、
一日を振り返っているうちに、
 
 
 
私、とんでもない幸運に巻き込まれてる
 
 
 
って改めて気付いて、
そうなるとそうなったで、
すっごく幸せ感でいっぱいになって、
お風呂から出ても、
髪を乾かすのもやめて、
ベッドの上で、
 
 
 
やった、やった、やった~~~~~
 
 
 
と、一人でごろごろごろごろ春の小熊みたいに転がりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
(おまけ)
 
 
その5まで続いてしまった水族館デートのお話。
 
 
本当は、もっともっと詳しく書きたかったんだけど、
そうもいかなかったのです。
 
 
なぜなら、
ホワイトデーのデートが、
すぐそこまで近づいているからですっ!
 
 
そのお話もまた報告したいので、
水族館デートのお話は、
ここで、いったんお休みして、
Sさんとの関係の復習とかを、
明日あたりにしてみたいと思います。
 
 
興奮しっぱなしで、
文章が乱れまくっていますが、
どうか、あたたかい目で見守ってくれるとうれしいです。
 
 
 
早く、「ふたりは付き合ってる」っていう、
言葉が欲しくてたまらない独身女子です。

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