忍者ブログ

30代の婚活 独身女性たちの叫び 別館

30代の婚活や30代女性にまつわる色々な話。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

過去の恋愛 トラウマ

はつこいの彼は、今の私にすごく大きな影響を与えています。

正確に言うと、あの頃の私と彼が、今の私に影響を与え続けています。

今の私の中では、あの頃の私は、
もう、まったくの別人です。

もう、長い月日が経過しているのに、
私の男性に対する考え方や、
人に接するときの、ものの考え方など、
本当に大きな影響を与えています。

私は勇気を出して、
これを、自分のトラウマなんだと認識するようにしています。

これを逃げずに認識するまでに、11年かかりました。



私たちはクリスマスの海での出来事があって以来、
何だか急いで背伸びをしはじめました。

今、考えると、
どうしてあんなに急いでいたのだろうと思います。


学校に行っても、私たちは、ほとんど一緒にいました。
そのうち、私は、好きだったテニスをやめてしまい、
彼もサッカーをやめてしまいました。

別に、お互いで決めたわけではないのですが、
お互いが勝手に、ふたりでいれる時間を増やそうとしていました。


田舎の高校なので、
私たちの存在はかなり目立っていました。

あんなに恥ずかしがり屋だった彼は、
学校から帰る時も、人が見ていても手をつなぐようになったし、
私も、なぜか、根拠もないのに、堂々とするようになっていました。

そして、今では分かるのですが、
そんな状況に、私は、少し酔っていたような気もします。


学校が終わると、
すぐにふたりで待ち合わせをして、
自転車で海に行ったり、人気の少ない公園に行ったり、
たまには、背伸びをしたり、
とにかく、近くに、近くに、近くに・・・


本当に、その頃のふたりは、
もう、ふたりの体が、ひっついていないと、
頭がおかしくなってしまうんじゃないかという状態でした。


そのうち、家に帰るのが遅くなり始めました。
田舎なので、遊ぶ場所は、ほとんどないし、
毎日ずっと一緒にいるので、
話すことも、もう残ってないのに、
ただ、ひっついていました。

両親からも、
そのことで、よく怒られるようになり、
毎日のように喧嘩をしました。

ある日、夜中の12時頃に帰ってきたとき、
お父さんから、泣きながら叩かれました。


「私は、何も悪いことしてないよ!」


と、私も涙がでました。

何となく、親の気持ちを分かっていたけど、
もう、どうしようもないところまで、きていました。

ただ、一緒にいないと、
切なくて、ちぎれそうなのです。



両親に毎日のように怒られていたのは、
私だけではなくて、
彼の方も同じでした。

一度、彼のお父さんから、うちに電話がきたことがありました。

よく話を聞いてみると、うちのお父さんの方が、
彼の家に先に電話していたのです。

「あまり、夜遅くまで、娘を連れまわさないでくれ」と。


私は、色んな人の思いを、全部、自分の中から追い出してから、


「もうみんな、ほっといてくれればいいのに」


と、思いました。



そんなことがあっても、私と彼は、
ずっと一緒にいることをやめなかったし、
そのうち、学校さえも嫌になって、
早く卒業したい気持ちでいっぱいでした。

その頃の私は、彼とこのまま一緒の大学に行って、
それで、結婚するんだろうな、
と確信していました。

彼も、よくそんなことを言っていました。


ですが、実際のところは、
彼は、私よりもだいぶ成績が良くて、
その頃、自分の成績は落ちていたので、
相当、がんばらなくてはいけなかったのです。


「もし、成績が追いつかなかったら、俺が○○ちゃんと同じ大学に行くよ」

と彼は言いました。

「そんなのダメだよ。私、がんばるから」

と、私は言いましたが、彼が本気の目で、
そう言うので、何だか、胸が締め付けられました。



私は、彼と出会うまでは、
両親とも、兄弟とも仲が良くて、
学校の友達も結構たくさんいて、
テニスも好きだったし、
どちらかというと、悩みなんて少ない方だと思って過ごしていました。

でも、彼と出会って、
彼とず~っと一緒にいて、
たくさんたくさん、やさしくしてもらっているうちに、
世の中には、こんなにも幸せなことがあるんだ。と思いました。
私は、本当に幸せでした。


本当に本当に、その場所が居心地がよかったのです。


そういう気持ちになると、
これまで自分が大事だと思っていた気持ちや、
周りの人たち、環境、
それらが、

「何て不完全であいまいなんだろう」

と見え始めました。

彼とふたりでいる時の幸福感と比べると、
私が長い間、守って、守られてきたはずの、それらが、
ものすごく、ちっぽけに思えました。




私たちは、その日、海にいました。

彼がはじめて、私の肩に触れたあの海です。

もう、私たちは、あの頃のわたしたちではありません。
私の右手と、彼の右手は、
しっかりとつなぎあっているし、
体もぴったりとつながっています。

「海はいいね。何にもしゃべらないから」

と、私は言いました。

「そうだね」

と、彼は言いました。


しばらく、水平線を眺めていました。
雲が浮かんでいたと思いますが、
私たちは、そんなことおかまいなしで、
ただ、海という風景画を借りて、
お互いを確認し合っていました。

もう、他に何も見えていなかったのです。


やがて、彼がもぞもぞとしはじめました。

「これ。プレゼント」

と、彼は言いました。

「えっ、何? 何?」

私は、それまでプレゼントを彼から貰ったことがなかったので、
すごくびっくりしました。

中を開けるとネックレスでした。

私はちゃんとしたネックレスなんて、
したことがなかったので、
つけ方が分かりませんでした。

私は、後ろを向いて、
彼につけてもらうことにしました。
首筋が見えて、恥ずかしいなと思ったのを、
今でも覚えています。



「ずっと、このまま一緒にいよう」



と、彼は耳元でささやきました。

私は、声を出すことができずに、
うん、うん、うん、と3回、心の中でうなずきました。



私は、その夜思いました。

「私という存在は、彼といれば完璧だ。もう、何もいらない」

そして、こう付け加えたのです。

「でも、ふたりっきりにしてほしい」

それからも、
どんどん、ふたりは周りから孤立していきます。



そして、もうすぐ地獄がおとずれるのです。

PR
  
Copyright ©  -- 30代の婚活 独身女性たちの叫び 別館 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi 
powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]